ジビエ川柳アワード2022結果発表!!

お待たせいたしました。結果発表〜!

*最優秀賞*

ジビエから学ぶいただきますの意味

(福井県 橘孔雀様)

*優秀賞*

どんぐりの森から届くジビエ肉(広島県 藤井 惠美子様)

戻れぬがジビエと酒で郷想う(福岡県 岩瀬 正美様)

ままごとにジビエ料理が初登場(奈良県 中川 幸代様)

 

*ほうきのジビエ大賞* 

ジビエ肉ぜったいうまいに決まってる

(宮城県 吉田 淳紘様)

*日本猪牧場賞*

初ジビエひとくち食べて福反応(神奈川県 Akiki様)

*大山ジビエ工房賞*

こわごわと食べたジビエが癖になり(大阪府 東 明彦様)

*奥大山地美恵賞*

抵抗感一口食べれば親近感(大阪府 山野 大輔様)

*よどえジビエ工房賞*

くせがあるけれどくせになりますジビエ肉(岡山県 小河原 正恵様)

そして、今年はたくさん応募いただきましたので、特別賞を追加いたしました!

幹事さんジビエの店で株上げる(東京都 緒方 信二様)

自然には一期一会の味がある(大阪府 鈴木 克己様)

外でなくご飯の上で会いたいな(茨城県 小林 夏実様)

以上の皆様です。おめでとうございます!

鳥取県川柳作家協会の先生たちからのコメント(以下「」内は全て)を紹介します。

最優秀賞 橘様

「私達が食事をする時は『いただきます』と何気なく言っているが、狩猟で捕獲した猪や鹿の肉を食べる時には、動物の命をいただくという意味も込められていると思える。縄文時代の頃は、人が生きていくために鳥獣を捕獲していたが、今は田畑を荒らす害を取り除くためにする捕獲へと変わっている。人間の都合で増え過ぎた鳥獣を退治しているのであり、野獣にとっては迷惑な話である。それ故、ジビエを食べる時には命の大切さを噛みしめ、余すところなく食したいものである。」

優秀賞 藤井様

「ドングリができる常緑樹はシラカシやアラカシやマテバシイなど。落葉樹ではミズナラやクヌギやカシワ等々。それぞれの実は栄養たっぷりであり、縄文時代には人間の主食でもあったが、現在では森に棲む野生鳥獣の貴重な食糧となっている。そのような自然の中で育ったイノシシや鹿などの肉が、いま健康食として注目を浴びている『ジビエ』であり、まさに大自然が育んだ森からのプレゼントとも言える。

優秀賞 岩瀬様

「ジビエ料理もいろいろあるが、代表的なものでは猪肉のボタン鍋、そして鹿肉のスキヤキなど。ほかほかと湯気の上がる鍋をつつき、チビチビとお酒をいただきながら遠く離れた故郷のことを想う。今はもう誰も住まなくなっている実家や人手に渡った田畑、丘の上の木造の校舎や校庭の大きな桜。そして、友だちと駆け回った森や小川など、懐かしく思い出すのも、大自然の恵みで育ったジビエのおかげであろうか。

優秀賞 中川様

「ジビエ川柳に『ままごと』が題材になったのは初めてである。三回目となると題材はかなり取り上げられており、中でも多かったのはSDGSという語句であった。このようなことから『ままごと』は着眼の良さと言うことが出来る。川柳は実体験から詠むものがすべてではなく、ある面では想像や、物事を大げさに表現される事も許されると思う。子供のままごとにジビエ料理が取り上げられるようになれば、ジビエ文化が定着したと言えるだう。

 

またまた僭越ながら、代表して事務局からもコメントさせていただきます。

吉田様

願望なのか、想像なのか!?直球のような変化球具合に事務局はタジタジです。この作者がまた高校生さん(!)とのことで、ジビエの未来は明るい、、に決まってる!(笑)。

 

各施設さんは、想うところは皆同じ!という感じですね。

特別賞、、、もっともっと選びたかったのですが、断腸の思いで選ばせていただきました。

 

さて、毎度毎度ですみませんが、これを機にぜひ皆さま、「今日のお肉」の選択肢のひとつにジビエを加えることもご検討いただけましたら幸いです。

今年も多数お寄せいただき、本当にありがとうございました!!

 

写真はいつぞやのおうちジビエ(鹿焼肉定食)。日常にジビエ、いいですよ〜。